FACCIAMO LA MUSICA

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3か月振りのリハーサル

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6月から音楽院では一部生徒に限り条件付きで授業やレッスン試験を行う事が可能となりました。

 

今回はこの数日のトリノの様子を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

音楽院の様子

トリノの音楽院は正面玄関が広場に面していて、演奏会の時はそこをお客さんの出入り口にしています。

 

そして、普段は広場に面していない小さい入り口を学校の関係者の入り口にしているので正面玄関は普通使いませんが、今回のコロナの事で正面玄関を入り口専門、普段の小さい入り口を出口専用にして常に正面玄関を開放するようにしています。

 

 

学校に入るのにも身分証明書、入館許可申請用紙を記入して許可を下りないと出入りできません。

 

学校の部屋を予約するのはオンラインでも可能ですが、今回は規制が厳しく、打楽器やピアノの生徒で家で練習が困難な生徒、卒業を控えている生徒やそれらに関わる先生やアシスタントのみが学校の部屋の使用、出入りを許可されている状態です。

 

私はこの夏に卒業予定の子が受けなければいけない室内楽の試験でヴァイオリンを弾くように頼まれているので、卒業予定でも家で練習が困難な学生でもありませんが、特別に出入りを許可されています。

 

 

使用する部屋によっても一つの部屋につき入れる人数の制限があるので、室内楽の様な複数人で行うリハーサルやレッスンは大きい部屋に限られています。

 

なので大きい部屋に予約希望が集中して部屋を確保するのが難しい状態です。

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音楽院の室内楽のリハーサル室

 

今回試験で弾く曲はピアノ5重奏で、普段の試験なら1楽章から終楽章まで全て弾くので3か月から半年、長い時は1年くらいかけてレッスンをやっていくのが普通ですが、今回の状況で3回のレッスン、1か月にも満たないリハーサルの準備期間になってしまったので試験は1楽章のみで良いという事になりました。

 

 

既にレッスンは1回終えていますが、試験で必要な1楽章は既にまとまっているので先生からは「試験は問題ないんじゃない?」という感じで試験に関してはそこまで心配していない感じでした。

 

先生としてはそれぞれしっかり準備してきているし少ないリハーサルで十分なクオリティで弾けるなら全楽章をリハーサルして、私たちのグループの室内楽を夏以降の演奏会に出したいとのことなので、試験よりも先の目標を見ているようでした。

 

 

まだコロナの事で人との距離が近くなって良いのか勿論心配ではありますが、3月の最初の週を最後に人と対面で演奏する事がなかったのでとても嬉しくも感じています。


 

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街の様子

トリノは外出制限が解けて以降、かなり人通りが多くなりました。

 

そもそも私は中心地から少し離れているのでわざわざ中心地まで行かないので人から聞いた話も多いのですが、特に昼間は普段と同じ混雑具合で中心地は人でいっぱいだそうです。

 

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老舗のバール 普段は人で溢れているが現在はほとんど人がいない


レストランやバール等もお店を開ける事が可能となりましたが、屋内の場合は常に窓や出入り口を開放する、もしくは屋外のみに席を設ける等対策はしていますが人がまばらなお店も多いです。

 

 

外は警察が見回りをしており、マスクをする様に指導して回っているそうですが、イタリアも既に昼間はかなり暑く、暑い中マスクをつけると熱中症になるのではないかと心配の声もあります。

 

街を歩いていても結構な割合でマスクを外しており、警察がいる前ではマスクをつけて、いなくなったらマスクを外すという事をしたりしているので、特に暑い時期になるとマスクは厳しいのだろうと思います。

 

 

とりあえず私も外出時はマスクをしていますが、正直暑くなるとしんどいです。

 

マスクをして熱中症で倒れた人の話も聞くので、暑い中つけっぱなしも怖いです。

 

 

最後に

イタリアの州の中でも感染者の増加が連日0の所もあり、トリノも1桁になったのでこの調子で減っていってほしいです。

 

コロナの緊急医療スペースも感染者減少に伴いトリノ県の中でいくつかは撤退したと友達から話を聞きました。

 

一方トリノのあるピエモンテ州のお隣ロンバルディア州はまだ一日100人を超える感染者がいますし、この感染者減少の成果は厳しいロックダウンをした結果であり、今後また人が移動したりしだすと感染者が増えるのかもしれない不安もあり、難しい所です。

 

 

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