レッスンの話や最近の活動まとめ
イタリアでは新学期が秋始まりなのでそれに伴い最近は外に出る事も増えました。
ブログが滞り気味ですが頑張って続けていける様頑張りたいところです。
オンラインレッスン
今も変わらず日本の生徒さんを中心にオンラインレッスンを続けています。
コンクールや発表会等を終えた生徒さんも中にはいて、気持ちを新たに基礎からまた積み上げていこうと頑張ってくれています。
これまでレッスンを一緒に続けてきている生徒さんの中には、レッスンでの集中力や受け方が以前より良い意味で変わってきていて成長を少しずつ感じています。
一方でヴァイオリンを以前やっていたけれどもう一度基礎からやり直したい、オケで弾いているけれどきちんとテクニックを学びたい方、ヴァイオリンは全くの初心者という方等新しい生徒さんも加わりました。
対面レッスン
先日あるオーケストラのオーディションが行われ、それの準備の為に音楽院で勉強している生徒さんが私の元にレッスンに来ました。
その子達は以前からオーディションや試験前になると私の所に来てくれていたのですが、コロナの事もあって随分レッスンするのは久しぶりでした。
暫く見ないうちに随分色々な表現を身につけ、音に説得力が出ていました。
実際、ロックダウン中はやる事がないので練習ばかりしていたというのでその成果が出たのでしょう。
オーディションの合格の報告を聞けたので私もとても嬉しく思っています。
一方、他の音楽教室から知り合いづてに私の元へ移動してきた子もいました。
音楽教室が再開されなかったり、そもそもレッスンに疑問を持っていたのでこの際に変える事を決めた様でした。
音楽教室によっては発表会や演奏する本番が多く、それ自体はモチベーションにもなって良いと思います。
ただ、やり方を間違えると基礎を飛ばして曲をなんとか弾ける事を目標にしてしまい、上達の妨げになる場合があります。
レッスンをしてみると、どうやら基礎をあまり説明されないまま難しい曲を弾かざるを得ない状況で弾いていた感じだった様です。
音楽院の予備科を受けたいとのことだったので尚の事この期に基礎を見直していけたらと思います。
ヴァイオリン オンラインレッスン | SAWAヴァイオリンオンライン教室
音楽学校の開始
既に講師として在籍していた音楽教室については1月以降全くレッスンをしていませんでした。
というのも、元々他の先生の埋め合わせの様なポジションだったのと、生徒さんが他の習い事の関係でしばらくお休みしたいと言ったのでレッスンなしの状態でした。
新学期になって、元からいたヴァイオリンの先生が教室を離れるという事になって私にその先生の生徒さんが移ってきたので生徒さんが増える事となりました。
また、以前の記事でも書きました、私の先生が学長をしている音楽学校が開校され、先日オーディションを行った所です。
新しい音楽学校IMUSEの方も指導をする事になっているので、レッスンをする機会が増えています。
演奏活動について
オーケストラに関してはコロナの影響含めて滞在許可証が滞っている問題で恐らく今年は戻れなさそうです。
少なくとも書類は提出して滞在許可証待機の証明はあるので不法滞在にはなっていません。
普通なら滞在許可証の原本が届かなくとも待機中の証明書があれば働けるのですが、私の所属する(予定の)オケは国立で、どうやら規則が独特な様です。
実際、他の国立じゃないオケでは演奏をしていますし、室内楽等の演奏会で契約書を交わしますがそこでは何ら問題なく働けています。
この最近は南イタリアのバーリで演奏したり、トリノでも室内楽の演奏会や日本文化の紹介の本の出版記念イベント、音楽学校の開校イベント等で演奏しました。
今週もアスティの近くの小さな街で収録があり、来週はまた室内楽の演奏会と、演奏する機会があります。
今の時点では入場制限を設けながらも観客ありの演奏会が出来ていますが、イタリアも感染が再び拡大しているので来月、再来月、もっと先の予定がキャンセルになる可能性も十分にあります。
音楽家仲間の多くはフラストレーションが溜まっていますし、私も実際に滞在許可証の問題も含め不安が拭えない事も確かです。
最後に
今は学校でレッスンを行う事が出来ており、他の予定もほぼ問題なく出来ているのですが、状況によってはまたロックダウン時の時の様になる可能性もあります。
第二波が来る事は多くの人が予想していた事ですが、もしまたなったらしんどいです。
本当は日本に帰る予定もあったのですが、そもそも飛行機が飛ばなくなってしまったので日本に帰る事も断念せざるを得なく、来年は帰れると良いなと思いつつもあまり期待はしない事にしました。
とはいえ、この状況の中でも学校が始まったり演奏会があったりと様々な取り組みに参加出来る事をとても嬉しく思っています。