FACCIAMO LA MUSICA

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上達の条件~自分にとっていい先生に出会う~

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ヴァイオリンの上達の近道はやはり練習に違いはないのですが、良い指導者に指導してもらう事も大切だと思います。

 

では、良い指導者とはどういう人を言うのでしょうか。

 

 

 

 

独学でヴァイオリンを弾く

もし、プロや音大を目指しているのなら独学でやる事は不可能だと思った方がいいでしょう。

 

音大や高等教育機関で教えている先生の知識や経験は独学では知り得ません。

 

 

また、そこまでの高度なテクニックや知識を得たいという訳でなかったとしても独学は非常に厳しいです。

 

今の時代ネットで大抵の知識を手にする事が出来るかもしれませんし、独学で簡単に上達をうたうメソードも存在しますが、独学では限界があります。

 

それに加えて、独学だと変な癖がついてより難しい曲に挑戦したら全然弾けなくなったり腱鞘炎等の健康に悪影響を及ぼすことも起こりかねません。

 

 

効率よく上達したいならやはりレッスンを受けた方がモチベーションアップにもなりますし良いと思います。

 

 

良い先生に出会う

先程の項目で、ヴァイオリンを弾きたいならレッスンを受けるべきと書きましたが、レッスンは誰でもいいかというとそうではありません。

 

予算的な問題や家から教室まで遠くまで通えないという事で選べる先生の幅が狭まってしまう事もあるかもしれませんが、その中でも極力自分に合った良い先生を選ぶ事は上達の速度や効率に関わっていきます。

 

 

良い先生の条件

良い先生と言っても、その条件は人それぞれですし、教える側も教わる側も人間なので合う合わないが必ず発生します。

 

周りからの評判がとても良い先生でも自分にとってはあまり合わないという事も稀にですが起こります。

 

しかし、大抵の場合周りからの評判がいい先生というのは良い先生の条件の一つです。

 

 

ただ、評判が良いの種類にも、「優しくて楽しくおしゃべりをしながらレッスンが出来る先生」なのか「厳しいけれどその先生に習うと多くの生徒が上達する」という評価なのか、評価の観点によっても様々です。

 

 

趣味やお稽古の取っ掛かりとしてお喋り中心で楽しくレッスンできる先生が良い人もいれば、難しい曲にもどんどん挑戦していきたいから少し厳しくでもしっかり教えてくれる先生が良いという人もいます。

 

自分の目的を決めたうえで先生を探すと探しやすいと思います。

 

 

先生の探し方

先生の探し方は今はネットに頼るのがほとんどではないのでしょうか。

 

例えば先生を紹介するサイトや掲示等いろいろあるのでそういった所で探してみるのも良いと思います。

 

 

私自身、特にイタリアに来てからは友達や知り合いの情報ありきですが、ネットの情報を結構頼りに先生を探したりもしました。

 

音大の先生レベルになるとツテを使う事が多く、今でも音大にいる先輩や関係者の方から習いたい先生に繋いでもらうという事をしていると思います。

 

他には音大レベルの先生が行う短期の講習会などは誰でも参加出来たり(中には事前審査もあると思います)するのでそこに参加して先生と顔見知りになって門下入りするというパターンもけっこうあります。

 

 

ネットの情報は多くありますが、やはり実際にその先生と関わりのある人からの口コミというのは信頼できる情報だと思います。

 

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先生の選び方

特に初めて先生選びをする場合だと、沢山いる先生の中からどう選ぶか迷う事もあるかと思います。

 

先生を選ぶときの基準として

  • 出身の音大(東京芸大桐朋出身の先生方はレベルが高い方が多いのでどこの音大を出ているかで先生を選ぶ生徒さんも結構いらっしゃいます)
  • コンクール歴
  • これまで習った先生
  • 講師歴
  • 演奏家としての活動歴
  • 周りの評判

 

全ての条件が考慮できるかは難しいので、そのうちの1つか2つくらいは考慮すると良いかと思います。

 

講師歴が長くても、演奏歴が素晴らしくても先生としての評価はまた違うので必ずしもこれらが良い先生を見極める条件とは言い切れませんが参考程度に情報を知っておくと良いと思います。

 

そして、出来るなら無料有料限らず、体験レッスンを受けれる場所の方が体験レッスンで先生がどの様にレッスンするのか、レッスンの雰囲気などを知れるのでおすすめです。

 

また、体験レッスンの情報がない教室や先生でも問い合わせてみる事で対応してくれる所もあるので興味がある教室にはまず問い合わせてみるのも手です。

 

 

 

先生との相性

良い先生だったとしても時には相性が良くないという事もあります。

 

私も過去にどうしてもこの先生とは考え方が違いすぎるから他の先生に変わりたいという事がありました。

 

 

小さい頃は相性が良かったのに上達して、自分の考えもしっかり持つようになってきたときに先生と合わないという事も起こりうるのです。

 

先生によって小さい子に教えるのが向いている先生や大人を教えるのが得意な先生など、前の項目で書いた通り良い先生にもタイプがあるので自分のレベルや年齢、やりたい事に合わせて先生との相性が変わっていくのも当然の事です。

 

 

門下の他の生徒さんの多くが同じように合わないと思っているなら先生側に問題があると思いますが、先生も生徒も人間なので、時には他の生徒とはとてもうまくいっているのに自分とはしっくりこないという事もあります。

 

 

その時は一度先生にどういう風にレッスンをしていきたいか、勉強していきたいか話し合うと良いのですが、それでも合わないと感じたら、潔く他の先生を探しても構わないと思います。

 

 

ただ、先生を数か月でどんどん変えるのはおすすめしません。

 

ヴァイオリンの世界は結構狭いので、あまりコロコロと先生を変えると周りからは余り良いイメージを持たれません。

 

それに、先生によってレッスンの方針が違うので短期間にコロコロ変えるとどう練習したらいいか混乱する事になる場合もあるので先生を変えるにもある程度慎重によく考えたうえですることをおすすめします。

 

 

最後に

良い先生に出会えるのも、自分の生きている環境下に置かれた中での事なので運と言えばそうかもしれません。

 

ただ、最近では私もやっているようにスカイプでのレッスンに対応している先生もいるので、そういった先生も考慮して良いかと思います。

 

 

質問等気になる事がございましたらお問い合わせください。

無料体験レッスンも行っておりますので、もしご興味がございましたらご予約下さい。

www.sawamusicclass.com